映画

ズートピア
2016年ウォルト・ディズニー・スタジオ

ディズニー映画はあんまり観ない。
・なんかすぐミュージカルをはじめてキャラが勝手に自己満足して置いてけぼりになる。
・時々説教臭い。
・実写はマジつまらんものを作りがち。
・実写をつまらなく作る天才、コンテンツクラッシャー。
のような感想なのであまり観ない、アニメはそうでもないけど子供率が高すぎなので映画館にはいかない。
正直言うとディズニーのミュージカルシーンは実写映画の不用意なS●Xシーンと同じだと思っていてただのごまかし。

公開当時面白そうだなぁと思いつつ観に行かないでそのまま忘れていた、
絵はいいなと思っていたのでイメージ集は当時に買っていたりする。

退屈な時間が1秒もない映画。
箱庭的で楽しい映画なのだがテーマパーク的に人間社会の縮図を上手に構成していて意外と複雑な世界観を持ってる。
すんなり入っていけるのは主人公のうさぎジュディを旨い事作っているからで彼女の願望の目線から始まって上手に
ズートピアの世界感とその現実を見せていっていく演出が見事にはまっている。
映画序盤ジュディは中々警察官の仕事をさせてもらえずじれてるところで転機が訪れると刑事物へガラッと様変わりする、
ハリウッド映画でおなじみのバディ刑事物の掛け合いの楽しさを中盤以降は見せつつ人種間のいさかいを肉食・草食と
友達という構図で和解と協力を見せクライマックスへもっていく。
結構内容が盛りだくさんで持て余す量のように見えるが上手に演出されているところに関心した。
一番関心したのはミュージカルシーンでごまかさずに一つ一つ言葉で表現してたこと、ニックの告白にグッと来た、
あれで歌ってたらドン引き間違いなし。