映画

HEAT
1996年の映画
アルパチーノとデニーロの「ゴッドファーザー」以来の共演ということで話題になった映画
それだけで当時映画館へ観にいったけど観終わった時に残ったのが、市内での銃撃戦の音響とマズルフラッシュの綺麗さだった。
強盗犯(デニーロ)を執拗に追う私服警官(アルパチーノ)の男の戦いを軸にそれぞれの人間模様を描いてる、
理知的な警察官(又は犯罪者)VS野生的な犯罪者(又は警察官)が刑事物では多いけどこの映画はどっちも理知的。
アルパチーノ演じるヴィンセントは一件野生的で直観に頼るタイプに見えるけど経験に裏打ちされたカンを基に部下を自在に操る、
デニーロ演じるニールは冷静沈着で綿密な計画を立てて行動するタイプだけど状況に応じて即座に判断し銃撃戦も厭わない。
一見、正反対に見える2人だけど実は同じタイプの2人、中盤で会敵する場面のやり取りはドキドキします。

この映画は市内での銃撃戦のマズルフラッシュがとても綺麗で印象的です。
アサルトライフルのバレル(銃身)の先っちょ(マズル)にはフラッシュハイダーかコンペンセンダーいう使用用途によって
取り換える事が出来る筒状のアクセサリーが付いています、
フラッシュハイダーの主な役割はマズルで起こる火薬の大きな燃焼を分散小さくして射手の視界を確保する、
コンペンセンダーは銃身の跳ね上がりを抑えるという補助器具です、どっちも発射のガスをどうにかするものなので用途を兼用したものもある。
弾や銃によって結構大きなマズルフラッシュが起こり射撃シーンのカッコよさを担うエフェクトです、この映画ではあえて派手な
フラッシュが起こるように演出されてるようで、他の映画では硝煙(発破の煙)の多い銃撃戦でもフラッシュの大きさが目立つように演出されている。