映画

レモ/第1の挑戦
1985年 原作小説シリーズがある 
ガイ・ハミルトンは「007ゴールドフィンガー」とかを撮った監督

国家の秘密任務に就くために有無を言わさず死んだことにされ顔も名前も変えられた男"レモ"の
韓国発祥の武術"シナンジュ"の修行と師匠チュンとの師弟関係を主軸に、
SDI構想(通称スターウォーズ計画)など時事を取り入れ007的な策謀を阻止するストーリー。

おっさん版ベスト・キッドと言ったところ。
個々のカットやネタが丁寧に作られていてそれぞれ面白いんだけど、
丁寧すぎて逆に映画のテンポを悪くしてる感じ。
テンポを悪くしてはいるけどキャラクター性を表現するに十分で、テレビドラマ向きな脚本だと思った。

謎の韓国発祥の武術シナンジュはアジア圏の武術全ての源流だそうで…何か笑える、
劇中であらゆる歴史の影で暗躍してる武術と師匠が豪語してたりなんか少年漫画っぽさがある武術。
「鉄砲弾よける」っていうネタから観たけど、きちっと理屈が付けてあるのには驚いたw、
弾を超スピードで避けるではなくて銃を撃つ動作から弾道と発射を見切って避けるという理屈、
シティーハンターが丸パクリしてたと思うが違ったか?。

師匠チュンは韓国人らしいがなんか謎のアジア作法で暮らしてるシナンジュ・マスター、
セリフの端々で古い考えに縛られてはいるキャラクターの印象をうけるけが
TVドラマにはまっているなど現代的な部分とのミックスが面白いキャラクター。
ヒロインで「スタートレックボイジャー」のジェインウェイ艦長を演じたケイト・グレマーが出ていた。