映画
ALONE アローン
メタファーに気が付かないと観ていられない映画
一見近年多い「ローンサバイバー」などの隠密作戦の戦争映画のようで
5年くらい前の「トラップ」という映画と似てるけど
ストーリーラインは戦争ではなく人生。
誰にでもあるだろう踏み出せなかった1歩への後悔を「地雷を踏む」という
メタファーに置き換えている。
物語は何かの比喩というお話の原点があっていい映画だと思う。
冒頭での「結婚式」という状況に躊躇したりバディーとの会話の内容、
踏んでも爆発しない地雷、無線中の「シューマン作戦」というワードで
これが戦争をテーマにしてないことに気が付いてもいい感じ、
終盤になるほど分かりやすい感じになる。
ゲーム「スカイリム」で有名になった「膝に矢を受けてしまって」という
北欧の男性が言う結婚の比喩があるけど主人公は彼女にこれが出来なくて
砂漠でずっと膝付いちゃって動けない、人生の立ち往生。
メタファーに気が付かないと観ていられない、30分でもいいかなぁと思うけど
2時間も他人の立ち往生を観てるとこっちまで喉乾いてモヤモヤしてくるので
なんか偉いもんだなとも思った。
踏んじゃったタイプも分からない地雷からナイフと石で脱出するのもファンタジー、
最近のは踏んで直ぐ爆発したり飛び上がって広範囲にというのが主流、逃げ道ないから「悪魔の兵器」。