映画

魔術師
1958年 イングマール・ベルイマンスウェーデン映画

奇術の興行を行う旅芸人の男に降りかかる階級社会の遊びをコミカルに映画いてる
19世紀ぐらいを舞台にした喜劇映画。

主人公演じるマックス・フォン・シドーは「ジャッジドレッド」とか「コナン・ザ・グレート」で
威厳あるわき役で馴染みだったので主役の映画は始めて観た。
ずっと魔術師の扮装のまま中盤まで一切喋らず目力だけで演技していて、その存在感を最初のカットから
保っていて物凄い魅力を発揮してる、その一方で後半扮装を解いた素の魔術師のオーラの無さまで演技していて
劇中「誰だよ」ってセリフで言われる気分がそのまま視聴者の気分にさせられる凄い演技。

上流階級者の前で興行をするように言われ興行をするも、奇術の種を舞台を荒らして暴かれるなど散々笑いにされるが、
死んだふりで脅かしたり最終的に国王に召喚されるなど喜劇的なオチもしっかりしていて楽しい終わりの映画だった。
それどうやっても騙せないんじゃね?ってとこもあるんだけどね…。

マックス・フォン・シドーは2020年3月8日没